俳句 7月号

発売日:
2018年6月25日

定価:920円(税込8%)

編集長:
立木成芳

大特集 発見を生かすために――「報告句」を抜け出す/追悼廣瀬直人/第52回蛇笏賞受賞第一作

今月のトピックス

●日本の鳥たち[翡翠(カワセミ)]

「翡翠」は、青く鮮やかな羽色から「飛ぶ宝石」とも呼ばれています。くちばしが長く鋭く魚取りが上手で、川、湖、池などの水辺に棲息します。昔は町中でも見られたそうですが、高度経済成長期に激減。現在は目にすることも少なくなってしまった青く美しい鳥をお楽しみください。

●大特集 発見を生かすために――「報告句」を抜け出す

句会や添削などで指摘されがちな悪い句のひとつに「報告句」があります。発見や感動を率直に詠むことは大切ですが、それだけでは俳句になりません。本特集の総論では鳥居真里子氏が、「報告句」に陥ってしまう理由から嫌われる理由まで、具体的にお伝えします。また、「報告句」を詩に昇華するための推敲のテクニックを、「語順」「季語」「視点」「場面」など7つの見直しポイントごとにご紹介します。

●追悼 廣瀬直人

廣瀬直人さんが、今年3月1日に亡くなられました。飯田蛇笏・龍太に師事し、平成21年には句集『風の空』で蛇笏賞を受賞した廣瀬直人さん。生前に親交の深かった方々に思い出を語っていただいたほか、100句選や一句鑑賞、年譜とともに見る思い出のアルバムなど、さまざまな形で廣瀬直人を紹介し、その功績と人柄を偲びます。

 

今月の内容

大特集 発見を生かすために――「報告句」を抜け出す

●総論 「報告句」が嫌われる理由

●「報告句」見直しのポイント

〈執筆陣〉
鳥居真里子
今井肖子/名村早智子/鶴岡加苗/山田真砂年/髙田正子/堀本裕樹/中本真人

追悼 廣瀬直人

●人生と作品

●一句回想

●100句選

●一句鑑賞

●アルバム・略年譜

〈執筆陣〉
井上康明
深見けん二/宇多喜代子/黒田杏子
選・井上康明
淺井一志/今瀬剛一/三枝昂之/中田 剛/日原 傳/櫂 未知子

第52回蛇笏賞 受賞第一作

有馬朗人/友岡子郷


《日本の俳人100》

千田一路句集『歩度』

新作7句「チェロに似て」/俳句とわたし/自選20句抄 ... 千田一路
千田一路の人と作品......栗田やすし
一句鑑賞......黛 執・船越淑子・大石悦子・西嶋あさ子

シンポジウム 現代の俳句にとって切れ字・切れは必要か

宇多喜代子/大串 章/長谷川櫂/黛 まどか/復本一郎(司会)


特別レポート 現代俳句講座

佐藤鬼房の俳句の世界......高野ムツオ
鈴木六林男の俳句の世界......宇多喜代子


角川俳句賞作家の四季 夏

夏の月......月野ぽぽな


充実の作品と好評連載!

●特別作品50句......高野ムツオ
●特別作品21句......岸本尚毅/津川絵理子
●作品16句......伊藤伊那男/今井 聖/中西夕紀
●作品8句......山崎ひさを/ながさく清江/大高霧海/檜 紀代/加藤三辰/いさ桜子
●作品12句......淵脇 護/寺島ただし/飯田 晴/上野一孝/原 朝子/押野 裕


好評連載!

●弘美の名句発掘......井上弘美
●俳句旅枕 「滝桜・黒塚・山津見神社」......渡辺誠一郎
●宇宙のなかの孤独―近代人一茶......大谷弘至
●男のドラマ 女のドラマ......杉田菜穂
●名言のウラ側(飯田龍太)......岩井英雅
●虚子式・俳句上達法! 埋字で学ぶ五・七・五......岸本尚毅
●宇宙歳時記......布施哲治
●今月の気になる季語......内田春菊
●合評鼎談......小澤 實・関 悦史・村上鞆彦
●平成俳壇[題詠][雑詠]発表!

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次号予告

8月号 7月25日(水)発売

次号の大特集は「今さら人に聞けない 定型の底力」。俳句の本質である五七五の定型を、高浜虚子や石田波郷などの先人に学びます。また、3月に逝去された鷲谷七菜子氏の追悼、シリーズ連載「宇多喜代子の『今、会いたい人』」(第10回)を予定しています。付録・季寄せを兼ねた俳句手帖(秋)付き!

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